1.竹中半兵衛は豊臣秀吉の軍師で大人しそうに見えて怒らせると怖い男

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竹中半兵衛

戦術8
知力10
政治力7
忠誠心9
運9

大人しそうに見えて怒らせると怖い男
竹中半兵衛は黒田官兵衛とともに「二兵衛」あるいは「両兵衛」と称され、豊臣秀吉に天下を獲らせた名軍師として知られる。

半兵衛はもともと美濃国に古くから割拠する土豪が出自。斎藤氏に臣従していたが、主君の斎藤龍興には人を見る目がない。当時まだ20歳を過ぎたばかりの若者だった半兵衛を過小評価していた。

半兵衛を酒席に呼び、人前で愚弄してからったりもしたという。寡黙で細身だった半兵衛を見て、龍興は「気弱なやつ」と見てとったようだ。少々からかっても泣き寝入りするだけと舐めていたのだろう。

しかし、人は見た目では解らない。体こそ細身で弱々しげだが、半兵衛は闘争心旺盛でプライドも高い。後の合戦場では、軍勢の先頭に立って敵陣に突撃する闘志をみせることも多々あったという。

愚弄されて黙っているような男ではない。この男に恨みを抱かれて敵にまわしたら、恐ろしいことになる。龍興も間もなく、自分の思慮の浅さを思い知ることになる。

半兵衛は復讐のために稲葉山城の乗っ取りを計画。稲葉山城にいた弟に仮病を演じさせ、その見舞いを装って城に入る。十六人の仲間たちも小者などに扮装し、半兵衛に従って城に入った。武器を隠し持っていたが、城側はまったく無警戒でろくに調べもしない。

半兵衛たちは事前に決めた手順通りに動き、城内の要所を制圧。意表をつかれた龍興や城兵たちは、慌てて城から逃走するしかなかった。



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